ホー レインフォレスト 世界遺産の温帯雨林
太平洋から季節風によって運ばれてきた雨雲がオリンピック山脈にぶつかり、アメリカ本土では最も多い年間3,500~4,000ミリの大量の雨が山脈の西側に降ります。この雨によってオリンピック山脈の西側にいくつかの温帯雨林地帯ができました。
その中でも、最も大きい温帯雨林地帯が、ホー・レインフォレストです。
アマゾンを代表とする熱帯雨林などにはシダ植物が生い茂っていることが多いのですが、オリンピック国立公園の温帯雨林には、トウヒ(マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)やモミなどの大木を、多種で大量のコケなどが覆っている光景が広がっています。
オリンピック半島の温帯雨林は、世界で唯一の針葉樹の温帯雨林です。
トレイル
アッパー・ホウ・ロードの突当りにホー レインフォレストビジターセンター(Hoh Rain Forest Visitor Center)があります。
このビジターセンターを出発点として、幾つかのトレイルがあります。ショート・トレイルが目的でも、人や虫の少ない早い時間帯がお勧めです。
The Hall of Mosses Trail (0.8 miles / 1.2km)
「苔の殿堂 トレイル」と呼ばれているショート・トレイル。
The Spruce Nature Trail (1.2 miles / 1.9km)
ホー川の畔まで歩くショート・トレイル。新しい雨林から古い雨林まで見ることが出来ます。
Hoh River Trail
17.3マイルの最もメジャーなトレイル。オリンポス山のグレイシャー・メドウズを目指します。途中でキャンプをする場合は、ビジターセンターでパーミット(許可証)を取得する必要があります。
Hoh Lake trail
途中までは、Hoh River Trail と同じコースで、Olympus Ranger Station を超えた所で分かれて、ホー湖を目指します。
ホー レインフォレストビジターセンター(Hoh Rain Forest Visitor Center)
ビジターセンターには、様々な資料があるだけでなく、レンジャーがガイドしてくれるツアーなどがあるので、覗いてみる事をお勧めします。
夏の間は毎日営業しており、12月から3月初旬までは閉鎖されています。
エルク
オリンピック国立公園の森林には、多くの野生動物が生息しています。その中でも、エルク(ルーズベルトヘラジカ)を見かける機会は多いでしょう。
ホー レインフォレストへ向かう、アッパー・ホウ・ロードを車で走っていると、ホウ川などで水を飲んだり、川を渡るエルクを見るかもしれません。
時には、道路を横切るエルクと遭遇することもあります。近くで見るとその大きさに驚く事でしょう。
安全運転を心がけ、スピードの出し過ぎには気をつけましょう。もし、大型のエルクに衝突したら、エルクを傷付けるだけでなく、大事故になり、あなたも怪我をします。
エルクに遭遇する事があっても、触れたり餌を与えることは禁止されています。
(資料協力:シアトル・ワシントン州観光局、Link-USA)
オリンピック国立公園 | |
---|---|
ホー レインフォレスト | クィノルト レインフォレスト |
ハリケーン・リッジ | オリンピック半島の海岸 |
クレセント湖 | バードウォッチング |
オリンピック国立公園の地図
⇒ 大きな地図で見る
レンタカーやキャンピングカーでアメリカを走ろう
アラモレンタカーやクルーズアメリカの主な営業所
アラモレンタカー : シアトル-タコマ国際空港、シアトル ダウンタウン、ポートランド国際空港